PEOPLE 事業会社×データ分析
という武器を生かす

Akihisa.T
コンサルタント
2023年4月・中途入社

事業会社で成長の頭打ちを感じ、転職を決意

データを使う仕事をしたいという思いから、新卒でマーケティングリサーチ会社に入社しました。データ分析の部署を希望したものの叶わず、初期配属は法人営業部でした。3年間営業をしましたが、データを納品するところまでしか携われず、ビジネスに活用するところを見届けられないところにもどかしさを感じるようになりました。事業会社でデータを利活用するポジションにつきたいと考えて人材系の事業会社の企画職に転職しました。自社プロダクトを持っている会社だったので、その成長にも携われそうだったのも魅力でした。最初は中途求人メディア事業部で事業企画を担当。データを活用するシーンは多くありましたが、自分でデータを獲得するところから携わりたいと思い、希望を出してデジタルマーケティング部に異動しました。データアナリストとして、データを分析したり、マーケティング施策を実行したりと自社プロダクトを成長させるために手広く関わっていました。

2度目の転職を決意したのは、成長の頭打ちを感じていたからです。もっと経験の幅を広げ、新しい技術を使ってみたいと思っていました。転職活動では事業会社も受けていましたが、ピンと来るプロダクトがなく…。ウルシステムズのホームページに載っていた「エンジニアリングとコンサルティングの二刀流」という表現に惹かれました。ITが絡むビジネス課題の解決には、ビジネスの理解だけでなく、技術の理解が不可欠だと事業会社の経験から実感していました。面接ではしっかりと話を聞いてくれましたし、フィードバックももらえました。面接のたびに志望度が上がりました。最終的に意思決定したのは、社員が魅力的だったからです。特に、Kaggle Masterの方がいたのは大きかったです。バルセロナで開催される世界一を決めるファイナルイベントにも出場したと聞いて、正直かなり衝撃を受けました。データ分析をやっている身としては、Kaggle Masterは神様みたいな存在なんです。

入社するまでに自分なりの武器を作りたいと思い、国内最大級のデータコンペティション「SIGNATE」に参加しました。あらかじめ与えられた交通量データやルート検索データ等から高速道路における渋滞の有無を予測するコンテストで、参加者は予測アルゴリズムを作成し、実際の交通データを当てはめて予測の精度を競い合います。結果、銅メダルを獲得することができました。自信につながりましたし、ウルシステムズ入社後も部のメンバーに祝福してもらえました。ウルシステムズは社外活動に積極的な方が多くて、コンペに参加するだけでなく開催している方もいるので、会社としても社員の挑戦を後押しする雰囲気があると感じています。

周りと違っていい。自分なりの強みで貢献する

現在はデータコンサルティング部に所属し、鉄道系のお客様のデータ活用推進プロジェクトに参画しています。社内のデータ活用研修の企画運用や、データ活用に関するコンテンツ発信を通して、データ人材を育成するのが具体的な業務内容です。社内でデータ活用しているお客さまからの問い合わせ対応や、分析のサポートもしています。前職で使っていた分析ツールと同じものを今のプロジェクトでも使っているのですが、自社と違う環境で使い、かつコンサルタントとして活用支援するのは、想像以上に難しいですね。お客さまの人数が多く、ありとあらゆる質問が出てくるので頭の切り替えが大変ですし、コンサルタントとして分かりやすく伝えるためにはどうすべきか考え、いつも試行錯誤しています。

お客さま対応だけでなく、社内のコミュニケーションにも入社当初は苦労しました。ウルシステムズのコンサルタントは、ほとんどがITエンジニアとしてバックグラウンドを持っています。システム開発の知識を持っていることを前提に会話が進むので、最初は話についていくのが大変でした。チームメンバーに質問するだけでなくChatGPTに聞いたり、社内で新卒向けに公開されている研修資料を読んだりして勉強しました。もちろん、上司や先輩にもお腹いっぱいになるくらい教えてもらっています。

半年以上経った今でも分からないことはたくさんありますが、「システム会社出身の人と同じになる必要はないな」と考えるようになりました。今は、自分にしかない武器を生かしたいと思っています。お客さまと同じ事業会社でデータ分析をしていた経験があるからこそ、「こうしたら喜んでくれるじゃないか」という勘所を持って提案ができ、実際にお客さまの役に立てた時には大きなやりがいを感じます。